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Q&A

留学Q&A

このホームページでは、東北大生の留学を応援するGCSが提供するサービスや、コンテンツなどについてご紹介しています。しかし、留学に関する魅力を感じれば感じるほど、同時に、

・何を準備すればよいのか?

・今から何ができるのか?

など次から次へと疑問が浮かんでくると思います。ここでは、その中からよくいただく疑問について、GCSメンバーが回答していきます。

初めに、「留学のキホン」と題し、留学のいろはに関する質問に回答していきます。そしてその後、「長期留学」では、長期留学にフォーカスした質問についてお答えしていきます。

<留学のキホン>
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1.東北大学の留学制度について知りたい

2.留学にいってみたいけど何から始めていいかわからない!

3.留学に行くメリットとは?

4.留学準備はいつから始めればいい?

5.オンライン留学について知りたい!

6.留学の情報収集ってどうすればいいの?

​7.長期留学に行きたいけど自分にもできるかな?

<留学を目指すあなたへ>
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〇留学応募・選考

1.交換留学すると留年しちゃうの?

2.部局間と大学間の違いは何があるの?

3.応募・選考プロセスはどんな感じ?

4.留学先ってどうやって選べばいいの?

5.協定校の情報ってどうやって調べればいいの?

6.留学に行くのに成績語学要件はどれくらい必要?

7.志望動機ってどうやって書けばいい?

8.単位互換をするにはどうすればいいの?

​9.留学に行くベストな時期は?

10.両親を説得するには?

11.語学力を向上させるにはどうすればいい?

12.留学に役立つ語学試験は?

13.一年にすべきか半年にすべきか?

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〇帰国後の就活/キャリア

1.留学って進学やキャリアに活かせる?

2.留学と就活って両立できるの?

​3.海外大学院を目指すには?

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〇渡航までの準備

1.渡航までにどんな準備が必要?

2.ビザ申請ってどうすればいいの?

3.奨学金はどうやって調べるの?

4.留学先に持って行ったほうが良いものは?

5.学内で国際交流できる機会はある?

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〇留学生活

1.留学費用はどれくらいかかる?

2.留学先での生活ってどんな感じ?

3.留学先の授業や学習の雰囲気はどんな感じ?

4.留学先でインターンや課外活動をするには?

5.履修登録の仕方

6.留学先ではどうやって友達を作ればいいの?

留学のキホン

留学のキホン

基本1
基本2
基本4

​1.東北大学の留学制度について知りたい!

 東北大学には様々な海外研修・留学プログラムがあり、これらは大きく短期留学と長期留学に分けられます!

 

短期留学は、期間が3ヶ月未満のものを指します。代表的なプログラムは、語学学習や現地文化の体験学習がメインのSAP(Study Abroad Program)や、教員が引率し、語学を用いてテーマ学習・解決型プロジェクトを行うFL(Faculty Led)があります。その他にも、東北大学が加盟するコンソーシアムや協定校が実施する短期プログラムである「ショートプログラム」(単位取得なし)や、これに東北大学での事前・事後研修を組み合わせた「海外体験プログラム」(単位取得可能)などもあります。

 

長期留学は、期間が3ヶ月以上のものを指します。代表的なプログラムは、東北大の協定校に1〜2学期滞在し、現地の学生と共に授業履修・研究できる交換留学や、主に自然科学系の研究科に在籍する大学院生を対象とし、 海外の大学や研究機関にて研究をメインに行うCOLABS(自然科学系短期共同研究留学生派遣プログラム)があります。  

 

その他にも、AO入試合格者を対象にし入学前海外研修や、各部局(学部)・研究科が独自に実施するプログラムがあります。各プログラムや協定校の詳細についてはグローバルラーニングセンターHPからご確認ください!

​2.留学にいってみたいけど何から始めていいかわからない!

まずはグローバルラーニングセンターのHPにアクセスして、「留学を考える皆さんへ」というところをチェックしてみましょう!留学に行ってみたいけど何から始めていいかわからないという人に向けて「留学準備を始める前の6つのチェックポイント」が設けてあります。  

 

実は留学準備は自分が思っているよりも準備に時間がかかったり大変だったりします。語学試験のスコアや留学先の情報収集、応募書類の準備や奨学金への応募など、たくさんやることがあって何から手をつければいいか迷うこともあるでしょう。留学に向けて余裕を持った事前準備ができるように、まずは6つのチェックリストを確認し、留学に対する自分の今現在の準備状況を把握しましょう!そうすることによって、自分はこれから何の準備を進めるべきか少しずつ見えてくるはずです。

 

他にも、HP内の「海外留学」というところをチェックして自分の目的にあった留学についてもっと情報収集してみたり、「お知らせ・イベント」というところから留学関係の行事や企画を見て参加したりできます。また、グローバルラーニングセンターのFacebookTwitterをフォローしておくと、HPをチェックしなくても最新の情報が定期的に流れてくるのでおすすめです! 

 

いろいろ調べてみた結果、どれを優先して準備すればわからないという方はぜひ、グローバルラーニングセンターの先生方による「留学アドバイジング」や我々GCSによる「留学カウンセリング」を利用して質問してみましょう!

​3.留学に行くメリットとは?

留学に行くメリットとしてまず思い浮かぶのは「英語がペラペラになる」や「海外の友達ができる」かもしれません。しかし、それらは本当に「留学」のメリットでしょうか?海外旅行では得られないものはなんでしょうか。  

グローバルラーニングセンターのHPでは「在学中に海外留学すべき7つの理由」が紹介されています。なぜ留学するべきなのか、国内や海外旅行では得られないものは何かというような7つのポイントに着目されたメリットが挙げられているのでぜひご覧ください! 特に「世界トップレベルの大学で、日本とは異なる教育環境で学ぶことができる。」というのは、東北大学の交換留学ならではの大きなメリットだと思います!普通に入学して勉強するには難しい海外のトップ校で学ぶことができるチャンスは滅多にないかもしれません!

 

実際のところ、留学に行くメリットはHPで紹介されている7つ以外にもたくさんあり、人によって意見はさまざまあるでしょう。ただ、この質問は「留学に行ったことがある人」に聞くのがいちばんだと思います!もっと留学に行くメリットが知りたいという人や、留学に行ったことで実際にどんなメリットがあったのかが気になる方はぜひ、多種多様な留学経験を持つGCSメンバーのnote記事をチェックしたり、留学カウンセリングで質問をぶつけてみましょう!!!  

​4.留学準備はいつから始めればいい?

まず、交換留学の学内選考に応募するのは出発の約1年前となっています!7~9月の出発であれば前年の10月頃、1~3月の出発であれば前年の5月頃です。詳しくはこちらをご覧ください。それまでに留学に応募するために必要な語学スコア、留学計画をそろえるのがみなさん苦労するところで、1年~1年半ほどかかると言われています。(留学準備について詳しくはこちらをご覧ください。また、GCSの作成した交換留学準備サポートブックも参考にしてみてください。)

 

また、留学に応募する自信をつけるため国際交流をしたり、留学生と一緒に英語開講の国際共修授業を受けたり、TEA's Englishなどで英語ディスカッションに慣れたり…と準備するにはそれくらいかかってしまうのではないでしょうか。もちろん、既にある程度の語学力や国際経験がある、留学先でやりたいこと、学びたいことがはっきりしている場合には、もっと短い時間で準備を終える方もいます。とはいえ留学準備には、計画的な準備が大切です。準備には時間がかかりますが、だからこそ自信を持って留学先に旅立ち、多くの学びを得たり、交流を楽しめるのだと思います!充実した留学生活のために、ぜひ頑張ってください!困ったときにはGCSが全力でサポートします!!

5.オンライン留学について知りたい!​

東北大学では短期、長期ともに様々なオンライン留学のチャンスがあります!まず短期では、SAP、FLの代わりに実施されている「オンライン留学特別プログラム」、協定校のオンラインプログラムに参加できる「オンライン研修型海外体験プログラム・ショートプログラム」などがあります。短期プログラムについて詳しくはこちらをご覧ください。オンライン入学前海外研修やAPRU VSE Co-curricular Programsについても紹介しています!

 

次に長期留学については、東北大学の所属する大学間コンソーシアムが提供するものがあります。例として過去に募集されていた、APRU Virtual Student ExchangeAEARUのお知らせを載せます。ぜひグローバルラーニングセンターのお知らせや学務情報システムをチェックして、現在募集されているものがないか探してみてください!

 

またオンライン長期留学の特徴を上げると、東北大学の授業と両立して協定校の授業を一つだけとる場合が多いです。そのため、時間や経済的な負担なども少なく気軽に留学に挑戦できる、交換留学を始める前に経験として受けてみることができるというメリットがあります!一方で履修する授業を選ぶ際には、時差や東北大学の授業と時間が被ってしまうことに注意する必要があります。APRU VSEに参加したGCSメンバーの経験をもとにお伝えすると、応募時点で授業時間などが明らかでない場合でも、直接留学先大学に問い合わせることで不安を解消できると思います!ぜひ早めに行動してください!

6.留学の情報収集ってどうすればいいの?

以下のように、知りたい情報によって収集先を上手く区別するのがおすすめ! 年度やその時の状況によって情報が異なるものもあるので、可能な限り公式サイトや東北大学留学生課・グローバルラーニングセンターからの情報をきちんとチェックすることを忘れずに!

 

【留学の申請・手続き等】

【奨学金情報】

【留学先の大学について】

  • 留学先大学の公式ホームページ

(非英語圏の大学HPを確認する際は交換留学生用のページを見ると良いと思います。 

「Exchange students」や「Exchange studies」といった記載でページ案内がある場合が多いのでチェックしてみてくださいね!)

  • 授業の様子や魅力について知りたい場合は、GCSの留学カウンセリングで経験者の話を聞くのもおすすめです!

【留学先の国や地域について】

  • GLCやGCSが主催する留学関連イベント等に出席して、留学経験者に質問してみる

  • インターネットやSNS等を活用して基本情報(生活環境、物価、気候、文化、観光名所etc)を把握

【留学生活・お悩み全般について】

7.長期留学に行きたいけど自分にもできるかな?

お気持ちよくわかります。まずは、不安を感じる要因を分解して考えてみましょう。今回は留年, お金, 語学力, 準備の4つで考えていきます。

【不安ポイント①】留年したらどうしよう

学部によって留年の有無は大きく異なります。こちらの「交換留学すると留年しちゃうの?」ページをご覧ください。

【不安ポイント②】お金かかりそう

お金は重要な問題ですよね。「留学費用はどれくらいかかる?」のページにて、地域別留学費用について詳しく解説しています。

【不安ポイント③】語学力足りるかな?

東北大には語学力を向上させるプログラムがたくさん用意してあります。詳しくは、「語学力を向上させるにはどうすればいい?」のページをご覧ください。

【不安ポイント④】どんな準備をすればいけるの?

ここが明確にならないとなかなかイメージがつかず、自分が留学する未来が見えませんよね。とりあえずわからないという方は「留学にいってみたいけど何から始めていいかわからない!」を、具体的に留学に行くことが見えたら「留学準備はいつから始めればいい?」のページを、応募後にどのような手順で進んでいくかは「渡航までにどんな準備が必要?」のページをご覧ください。留学準備の段階別でそれぞれ詳しく解説をしています。

基本5
基本6
基本7
長期留学

留学を目指すあなたへ
長)長期留学 短)短期留学

長1.1
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長1.5
長1.6
長1.7

​1.​長)交換留学すると留年しちゃうの?

【学部によって異なる】というのが大きな解答です。 というのも、学部学科により必修が入るタイミングが異なるためです。 同じ学部でも入学年度によりカリキュラムが異なる場合があるため、まずはそれぞれの教務課に相談しましょう。 こちらの2冊から同じ学部の先輩を探してみることも、留学を具体的にイメージができるヒントになると思います。 

また、こちらから留学のスケジュールのモデルケースをご覧いただけます。

2.長)​部局間と大学間の違いは何があるの?

部局間協定と大学間協定の2つの違いについて、留学先と募集時期の2つに分けて説明します。

①留学先

一番大きな違いが留学先です。

  • 大学間協定:東北大学が協定を締結している海外の大学

  • 部局間協定:各学部・研究科が協定を締結している海外の大学

となっており、部局間協定のみの大学や大学間協定のみの大学があります。(例えば、デンマーク工科大学は工学部の部局間協定に基づく交換留学のみ申請ができる大学です)

協定校一覧はこちらをご覧ください。

 ②募集時期

第1次募集, (翌年7~10月頃留学開始), 第2次募集(翌年1~ 4月頃留学開始)の募集時期の目安は 大学間協定に基づく交換留学が 第1次募集 10月, 第2次募集 5月です。 部局間協定に基づく交換留学は学部によって異なります。決まったスケジュールがない学部もあるため所属学部に問い合わせましょう。 部局によっては、大学間協定で不合格になり部局間で再チャレンジするなど、両方に応募することも可能です。両方の募集時期をよくチェックしてみてください。留学する際の手続き方法、応募時期、学内応募基準等は、希望する留学先が大学間協定校か部局間協定校によって異なります。詳しくは各部局のHPをチェックしましょう。

3.​長・短)応募・選考プロセスはどんな感じ?

<長期留学>
〇大学間協定

大学間協定に基づく交換留学では、留学開始時期の1年ほど前に募集があります。

募集期間:

  • 第1次募集(翌年7~10月頃留学開始): 10月

  • 第2次募集(翌年1~ 4月頃留学開始): 5月 ※部局間協定に基づく留学については各部局にご確認ください。

 

選考の流れは、①一次(書類)選考、②二次(面接)選考、③留学先大学等への申請となっています。

 

①一次(書類)選考

大学入学以降の学業成績、語学力、留学志望動機、学習・研究計画が総合的に評価されます。

②二次(面接)選考

留学の動機、異文化適応能力、語学力等が総合的に評価されます。 ※ 対象期間中にグローバルラーニングセンター教員による留学アドバイジングを受けている場合は、二次選考が免除されることがあります。

③留学先大学等への申請

学内選考を突破した後、留学先大学等へ申請する必要があります。

 

カリフォルニア大学の場合、行きたいキャンパスを選択し、カリフォルニア大学へ申請します。留学先キャンパスはカリフォルニア大学が決定します。

選考のプロセスの詳細はグローバルラーニングセンターのHPの「交換留学」をご覧ください。 

<短期留学>

〇短期海外研修(SAP・FL)

募集期間:

  • 夏(8~9月)プログラム:4月下旬~5月下旬

  • 春(2~3月)プログラム:10月上旬~10月下旬

説明会は、夏(8~9月)実施プログラムについては4月下旬に、春(2~3月)実施プログラムについては10月中旬に、オンラインで開催されます。詳細は、グローバルラーニングセンターウェブサイトでお知らせしています。

選考のプロセスの詳細はグローバルラーニングセンターのHPの「短期海外研修(SAP・FL)」をご覧ください。 

〇海外体験プログラム

募集期間:

  • プログラムごとによる 詳しくはこちらから

プログラムにより、主催機関へ直接応募が必要な場合と本学からの推薦・参加申請が必要な場合があります。

選考のプロセスの詳細はグローバルラーニングセンターのHPの「海外体験プログラム」をご覧ください。

〇ショートプログラム

募集期間:

  • プログラムごとによる 詳しくはこちらから

プログラムにより、主催機関へ直接応募が必要な場合と本学からの推薦・参加申請が必要な場合があります。

選考のプロセスの詳細はグローバルラーニングセンターのHPの「ショートプログラム」をご覧ください。

​​​

4.長・短)留学先ってどうやって選べばいいの?

留学先の決め方として、まず【地域・国】と【大学】の2つを考える必要があります。 その際に必要な軸として、

①何を学ぶか

②使用言語

の2つに焦点を当てて考えると決めやすいと思います。

【地域・国】

①学びたい学問の文化的・学術的背景に合っているかどうか

②授業を履修できるレベルの語学力が身についているかどうか

(英語以外の言語を使用する場合、数週間〜数ヶ月語学学校に通ってから留学を開始する人もいます)

【大学】

①学びたい分野の授業や制度が充実しているかどうか

②履修したい授業がどの言語で提供されているか

上記のような観点で絞り込みを行うと、選びやすくなると思います。 また、大学によって授業の開講方法(セメスター通しで開講するか、集中講義形式で開講するかなど)が異なるので、注意が必要です。 留学の目的は人それぞれですが、その目的を見失わないよう留学先を選びましょう!目的がはっきりしていれば、学内選考でも困りません。そして留学中も中だるみせずに、充実した生活ができると思います。 「国際交流ガイドブック」では、東北大学が提供するプログラムから、自分の目的にあった留学を知るためのプログラムマッピング(P1~2)を見つけることができるので、ぜひ活用してみてください! 

5.長)協定校の情報ってどうやって調べればいいの?

交換留学先を選ぶのに大事になるのが協定校の情報をしっかり調べることです。次のような方法でリサーチを進めて下さい。

 

①グローバルラーニングセンターが公開している協定校リストを見る 

グローバルラーニングセンターHPの「交換留学>応募方法」というページに以下の二つの協定校リストが掲載されています。

  • 大学間学術交流協定一覧

  • GE3加盟校一覧

(GE3とは「Global Engineering Education Exchange」の略で工学系の学術協定のこと)

これらのエクセルシートでは東北大学から留学できる協定校が全てリスト化されています。また、前者のリストには語学・成績要件や派遣枠数の他、「Fact sheet」として各大学の交換留学に関する詳細情報が掲載されています。交換留学生が履修できない分野などの情報もfact sheetやスプレッドシートに記載されています。大学を選ぶ際は、まずこれらのリストを必ず確認するようにしましょう。

 

②協定校の公式ホームページを確認する

具体的な学部・研究の種類、受講可能な授業、大学生活の様子などを確認したいときは、協定校の公式ホームページにアクセスしましょう。ほとんどの大学で「Exchange Students」「Exchange Studies」「International Student」といった名前で留学生向けのページを公開しており、英語圏以外の大学でも英語で記載されていることが多いです。これらのページから詳細な交換留学の手続きや留学生に対するサポート状況をチェックできます。また、学部ごとに留学生向けのページを用意している大学もあり、そこから留学生向けor英語開講の授業リストを見ることができる場合があります。特に規模の大きい大学では、学部によって留学生に対する支援が異なることもあるので詳しく調べておきましょう。さらに、国際交流団体や日本語授業の情報もチェックしておくと、現地でコミュニティを広げる機会があるかどうかの指標になります。

 

③先輩の体験談を見る・聞く

実際に協定校に留学した先輩たちの話からは、実体験に基づいたリアルかつぶっちゃけた情報を得ることができるので非常に有益です。留学経験者の登壇するGCS又はグローバルラーニングセンター主催のイベントや、以下のような体験談集を参考にしてみて下さい!また、この他の大学に留学した先輩の話を聞きたい人は、GCSからご紹介できる場合もあるので留学カウンセリングなどでお声がけください!

 

④留学生の友達を作る

留学生は協定校から来ているので、実際の学生の目線から大学や国の様子を教えてもらうことができます。さらに日本で友達になっておくと、留学したときに助けてもらえたり友達を広げたりするきっかけにもなるので、様々な機会で交友関係を作っておきましょう!

6.長)留学に行くのに成績・語学要件はどれくらい必要?

成績要件・語学要件それぞれについて説明します。

 

【成績要件】

留学先大学によって異なり、具体的なGPAが提示されている場合もない場合もあります。 大学間学術交流協定校 交換留学関連情報の大学間学術交流協定校一覧に記載がありますので、ご確認ください。 具体的な数値の記載がない場合でも、学業成績は学内選考の評価項目の一つとなっています。また、留学奨学金の中にも成績要件を定めている場合があります。 なので、交換留学を視野に入れている方は、できるだけ高い成績をとることをおすすめします。

 

【語学要件】

[留学希望大学等における指導言語が英語の場合]
① TOEFL ITP® 500, TOEFL iBT® 61又はIELTS 5.5以上のスコアを指定期間内に取得していること。
② 留学希望大学等が語学要件を定めている場合は、その要件を満たすこと。
※【※1】【※2】【※3】【※5】【※6】

 

[留学希望大学等における指導言語が英語以外の場合]
① 語学検定試験等により本学で本交換留学プログラム応募時の語学条件としての基準として定めた「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)」に照らしA2相当以上を取得していること。
② 留学希望大学等が語学要件を定めている場合は、その要件を満たすこと。

※詳しい情報については、最新の「応募方法>募集要項をご確認ください。

7.長)志望動機ってどうやって書けばいい?

交換留学応募の際に多くの学生が苦戦するのが志望動機の執筆です。東北大学の応募書類では、「③留学の目的及び留学の目標と計画」という欄で、志望動機と留学計画を2000字〜3000字でまとめる必要があります。実際に応募書類の中で設定されている問いごとに執筆のコツを見ていきましょう。

 

①留学の志望動機

志望動機を書くときに一番陥りやすい間違いは「留学に行くこと」を目標としてしまうことです。あくまで留学は自分の目的を達成する手段でしかないことを念頭に志望動機を執筆するようにしましょう。そのときに気をつけたいポイントが「過去・現在・未来」の流れを意識することです。「過去」のパートでは、設定した目的(研究テーマ・将来の夢など)を志すきっかけとなったバックグラウンドや経験について触れます。こうすることで、目的の意義やパッションをアピールすることができます。「現在」のパートでは、目的の達成に向けてこれまで行ってきた活動・行動についてまとめます。ここで自らの実績と現状の活動では不十分な点を示しましょう。こうすることで、日本ではできないことを達成するために留学に行くというロジカルな流れを組み立てることができます。続けて留学先大学の選択理由についても説明しましょう。先程の「日本ではできないこと」と絡ませながら、なぜその国なのか、なぜその大学なのかを客観的な根拠を持って説明できると良いです。そして最後の「未来」の視点として留学を将来にどう活かしていくのかについて言及があると、留学に行って終わりにならないことを伝えられ、満点の志望動機が書き上がります。

 

②交換留学を通して達成したいこと及び学習目標

留学中の目標を説明するときに、まず気をつけなければならないのは具体的に説明することです。よく悪い例として散見されるのが「国際力を高めたい」「グローバルなスキルを身につけたい」といった抽象的な言葉を並べてしまうパターンです。これでは一体何をしたいのか分からない上、本当に言葉の意味を理解しているのか疑念を持たれかねません。具体的な言葉に置き換えるよう心がけましょう。次のポイントは、「人間的成長」と「学業的成果」の両方に言及することです。前者の目標しか記述していないことがよくあるのですが、それでは留学先で授業を受講する意義を説明できません。必ず両方について目標を立てるようにしましょう。最後のポイントは「定性的目標」と「定量的目標」の双方について説明することです。確かに留学中は定性面で多くの成長を感じることができます。しかし、そういった項目ばかりだと後でなんとでも言えるような弱い目標に聞こえてしまいます。「〜点レベルまで語学力を向上させる」などのように数値や具体的行動に基づく項目も入れ込むことで、事後評価が可能な明確な目標設定を行うことができます。

 

③②を達成するための計画

ここでは「a. 留学に向けた準備状況」「b. 留学先での学習及びその他の目標を達成するための計画」について説明しなければなりません。ここでのコツは、「とにかく具体的に書くこと」に尽きます。「現在〜というプログラムに参加し、〜を鍛えている」「留学先では〜という授業を受講し、〜について学ぶ」というように具体的な行動を示しましょう。特にbにあるように、学習面だけでなく「その他の目標」についても達成計画を具体的に説明しなければならないことに注意しましょう。この部分を書くには、留学先で何ができてどんな授業が受けられるのか知っておく必要があります。留学先の詳しいリサーチを行うとともに、過去に留学した先輩たちがどういう体験をしてきたのか調べておきましょう。先輩たちの留学経験についてはの以下の体験談を参考にしてみて下さい!

・「留学ロールモデル紹介冊子Coloful

・「交換留学準備サポートブック

④帰国後の学習・研究計画及び進路

ここでも③同様とにかく具体的に書くことが求められます。特にタイムスパンへの言及を忘れないようにしましょう。「〜までに」「〜年後」といった文言を入れて具体的な将来スケジュールを描いていることを示しましょう。まだ研究分野や就職活動について具体的な見通しが立っていない人も多いと思いますが、暫定的なものでもいいので具体的な計画書いておくことがその後の行動選択の助けになります。

 

ここまで志望動機を書くためのコツを書いてきましたが、自分一人で文章をブラッシュアップすることはとても難しい作業です。留学を目指す友達とフィードバックしあったり、先輩からアドバイスをもらったりと客観的な視点を適宜取り込むようにしましょう。GCSの留学カウンセリングでも応募書類の添削を行っているので、ぜひ利用してみて下さい!

8.長・短)単位互換をするにはどうすればいいの?

留学先で取得した単位を東北大学の単位として認めてもらうことを単位互換と言います。

 

<長期留学>

単位互換の条件は学部学科により異なるので必ず所属先の教務係に確認しましょう。研究室科目は教員の采配による場合もあるので、所属予定の研究室を訪問して留学をした先輩がいるかどうかを確認することもおすすめです。また、事前に留学中の履修希望科目を決めていても、協定校の事情により学期開始直前になって開講しないことが決まる等のケースも稀に見られるので注意しましょう。

<短期留学>

短期海外研修(SAP/FL)、海外体験プログラムは、本学の事前・事後研修を受講し、課題提
出の要件を満たすことで、全学教育科目の「海外短期研修(基礎/展開/発展)」の単位とし
て認定が可能です。ショートプログラムは、プログラムとしての単位付与はありません。プ
ログラム参加による単位については、留学生課海外留学係に確認してください。

9.長)留学に行くベストな時期は?

留年をしてもよいのかどうかがまずは大きな決め手になります。学部学科ごとに、「留年しない可能性が高い時期」というのがあることが多いです。必修がない・もしくはあっても互換できるセメスターがそれに当たります。留年したくない場合はそのセメスターで留学するのがおすすめです。ただし、留年するかしないかは学部学科ごとに異なること、留学後までわからないことに気をつけてください。

 

留年を気にしない場合は、課外活動や就活のスケジュールと照らし合わせながら考えると良いです。例えば、二年生が活動の中心のサークルに入っている場合は三年生の夏からの留学にする、帰国後の就活や部活動に力を入れたい場合は二年生のうちに出発する、など。 また、留学開始は早い方が、帰国後の選択肢が広いというメリットがあります。研究室配属前に帰国すれば、留学中に変化した興味関心をもとに研究室を選ぶことができる、学部のうちに留学すると、大学院の選択に留学の経験が活かせる、など。一方、ある程度年次が上になってからの方が、専門を活かした留学ができるという利点があります。

10.長・短)両親を説得するには?

留学をする上で、ご両親に反対されることで悩んでいる方もいるかと思います。おそらく、不安は ①金銭面の負担 ②留年の不安 ③治安の不安 の3つだと思います。

 

①金銭面について

留学費用は留学する地域や国によって大きく違いがあります。例えば、一般にアジアは留学費用を安く抑えられる一方、アメリカの大都市や北欧は留学費用が高くなりがちです。留学費用を抑えたい場合は、アジア圏への留学がおすすめです。国次第では、日本での一人暮らしよりも生活費が安く、さらに奨学金をもらうとほとんど金銭的負担なしに半年~1年の留学ができることもあります。また、交換留学の場合、奨学金が豊富です。月間10万円以上の給付型奨学金などもあるので、しっかり調査してみましょう。
短期プログラムでも、まれに協定校や主催団体からプログラム費等の免除を受けられる場
合があります。募集情報に詳細を記載しますので、
こちらで確認してください。奨学金や費
用免除をうまく使うと、かなり金銭的負担を減らすことができます。

②留年について

交換留学をする場合、かならず留年のリスクがつきまといます(実際に留年するかどうかは、ご自身の所属学部・学科、留学する大学、その年の大学の方針などによります)しかし、留学して留年した学生を見ていると、ギャップイヤーをうまく活用してインターンや旅行などをして楽しんでいることが多いです。また、留年が就活において不利になることはほぼなく、むしろ留学経験がプラスに働くことが多くなります。もちろん1年分の学費や生活費が上乗せされてはしまいますので、メリットデメリットを改めて検討してみてください。 就活への影響を不安視される方もいると思いますが、海外経験がある人向けの採用フェア(キャリアフォーラム)や海外経験がある人向けの就活支援エージェントなどもあります。これらをうまく利用すると、就活を有利に進めることができます。

③治安について

留学において、治安を不安視している人も多いと思います。実際に、海外の国は日本よりも治安が悪いことが多くあります。しかし、東北大学では短期留学であっても長期留学であっても渡航前に危機管理オリエンテーションを実施しており、セーフティーハンドブックも配布しています。危険な地域に近づかない、一人で行動しないなど、基本的な注意を払えば、安全に留学できる可能性が高いです。

11.長・短)語学力を向上させるにはどうすればいい?

大学内には語学力アップを目指す学生を支援するコンテンツ、イベントや、学生による語学力向上のためのサービスやイベントがあります。例えば、学習支援センターでは「SLA英会話」というものがあり、主に学部3年生~大学院生の学生が学習支援スタッフ「Student Learning Adviser(SLA)」として、 全学教育を受ける学部1・2年生の学習サポートの一環として、「英会話カフェ」及び「1on1英会話」等を行っています。こちらのリンクから詳細をご確認ください。

 

また、人文社会科学系の外国人交換留学生受入プログラム「IPLA」の学生をサポートする学生グループ「IPLANET」が主催する、Global Cafeという語学学習イベントも開催されています。 IPLAの交換留学生が講師役となって、語学と文化を教えます。

 

語学力を向上させる方法は人それぞれで、語学試験の目標スコア突破のために必死に勉強した人や、東北大の留学生とたくさん話して英会話力を上げた人もいます。語学力が上がらず悩んでいる方、もしよかったらGCSメンバーの留学カウンセリングを受けて、自分に合った語学力の上げ方を一緒に考えてみてはどうでしょうか!

12.長)留学に役立つ語学試験は?

まず、留学に必要な語学試験は英語とそれ以外の言語に分かれます。もし留学したい大学の授業が英語以外の言語で開講される場合は、留学先大学が指定する語学試験にて必要なスコアを取る必要があるのでチェックしましょう。  そして、大抵の留学において必要なのは英語の試験のスコアだと思います。東北大学グローバルラーニングセンターのHPの「英語能力試験」というところで、いくつかの語学試験が紹介されています。

 

交換留学の応募に必要なのは「TOEFL®︎」及び「IELTS」になります。世間一般に有名な「TOEIC®︎」や「英検」は交換留学の応募要件として認められていないので注意してください。東北大学で受験できるTOEFL ITP®︎は交換留学の学内選考に幅広く用いられます。TOEFL iBT®︎やIELTSは基本的に学外の一般会場で受験する英語試験で、受験料も高く難しいという特徴がありますが、一部の留学先においてはTOEFL ITP®︎ではなくこれらのテストのスコアが必要になるので要チェックです。交換留学の応募要件としてTOEFL ITP®︎を受け付けていない協定校もあるので、TOEFL iBT®︎やIELTSを受験していると留学先大学の選択肢が増えます!特に英語圏のトップ大学への留学を目指す人はTOEFL iBT®︎を、イギリスへの留学を目指す人はIELTSの受験が必須になってきます。自分がいきたいと思う留学先に応じてどの語学試験を受ければ良いか調べてみましょう。

 

もしも留学のための語学試験についてわからないことや不安なことがあったら、GCSの留学カウンセリングにて留学経験者かつ語学試験の経験者に質問を投げかけてみてください!また、不明な点がある時は留学生課へ問い合わせてみてください。

13.長)一年にすべきか半年にすべきか?

留学期間を一年にするか、半年(1セメスター)にするかを迷われる人は多いと思います。それぞれの一般的なメリットデメリットをあげてみます。

 

【1年の場合】

  • メリット:単純に期間が長いため、現地でできることが多い。また、就活のエントリーの際に海外経験としてかけるのは6ヶ月以上の滞在経験であることが多いので、就活の際にアピールしやすい

  • デメリット:日本より生活費が高いところに留学する場合、費用がかかる。留年のリスクが上がる。留年せずに留学しようとする場合、就活や課外活動への影響が大きくなる。

 

【半年(1セメスター)の場合】

  • メリット:日本より生活費が高いところに留学する場合、費用を抑えられる。留年のリスクや日本の大学生活・就活への影響が一年よりもすくない。

  • デメリット:現地の生活に慣れるのには3ヶ月~1セメスター程度かかることが多い。そのため慣れてきたころに帰国となり、十分に留学先での生活を楽しむことができないこともある。現地で実際にできることも少なくなってしまう。

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​1.長・短)​渡航までにどんな準備が必要?

渡航準備に関しては、以下の3つに大別されると思います。

 

①事務手続き

学内選考が終了すると、留学先大学と直接連絡を取ることになります。その過程では、煩雑な手続きに追われます。具体的には、以下の通りです。*国や留学先大学によって異なります。

  • ビザの申請と取得: 数週間〜数ヶ月要するため、早めの準備を

  • 寮への申し込み or 現地居住先の確保: 留学先からのメールを常にチェック

  • 保険の加入: 東北大学の指定する保険 + 留学先大学の指定する保険(米国の場合)

  • 予防接種: 留学先によっては、渡航前の接種を求められる場合あり

②実生活

海外生活をするにあたり必須なことはもちろん、準備しておいた方がベターなこともまとめておきます。

  • 航空券の購入: 往復航空券は安価だが、変更不可の場合もあるので要注意 ビザ取得後の購入を推奨

  • クレジットカードの新規発行: 複数持ちがオススメ

  • クレジットカードの増枠: 上限10万円だと心許ない月もアリ

  • 現地通貨の取得: 必要最低限な分だけ予め日本で両替しておく

  • 日本の通信キャリアを解約or 一時停止

  • スマホのSIMロックを解除

  • 留学先のSIMを契約

③その他

  • 語学力: 日常会話だけではな不十分で、”授業についていける”レベルまで準備を

  • 強い気持ち: 最後までやり抜くタフさと、どんな困難も楽しむというマインドセットで

  • 自炊の腕前: 留学先で健康な食生活を送れる+友人から日本食を喜んでもらえる

2.長・短)ビザ申請ってどうすればいいの?

ビザの申請方法は国によって大きく異なります。必ず大使館などのホームページを使って正確な情報を集めましょう! 一般にビザの申請には時間がかかるため、留学が決まった場合は早めに取り組みましょう!ビザが下りない可能性も0ではないので、ビザが下りてから航空券を取るのがおすすめです。

​※アメリカとスウェーデンの例を削除

3.​長・短)奨学金はどうやって調べるの?

<長期留学>

長期留学のための奨学金は基本的に自分でリサーチを進め応募をしなければいけません。奨学金には次のような種類があります。

 

①学内募集を行う奨学金

これらの奨学金はについては募集があると所属部局より通知が来ます。各自ホームページなどで応募方法を事前に確認し、各部局を通して応募書類を提出する形となっています。詳細については、グローバルラーニングセンターの「奨学金情報」のページを確認して下さい。以下に主な奨学金の例を紹介します。

【学内の奨学金】

  • 東北大学基金 グローバル萩海外留学奨励賞:月額6〜10万円(留学先によって異なる)+準備金15〜30万円(留学先によって異なる)

  • 各部局の奨学金(学部や研究科によっては独自に奨学金を給付している場合があるので、所属部局に確認してみましょう!)

【JASSO海外留学派遣制度】

  • 月額6〜10万円(留学先によって異なる)

  • 詳しくはこちらから

【外部団体による奨学金で学内募集を行うもの】(これらの奨学金の併願は不可)

②それ以外の奨学金

学内募集のない奨学金に関しては、各自でリサーチを行い自分で応募手続きを進めなければなりません。奨学金を探す際は次のようなホームページを参考にしてみてください!また、出身地の地方自治体が独自に奨学金制度を運営していることもあるので確認してみましょう。(結構穴場です!)

【奨学金リサーチに役立つサイト】

 

奨学金をリサーチするときは、上で紹介したようなホームページで検索する他、留学経験者に話を聞くこと、留学生課に詳細を確認することがとても大事になってきます。留学経験者を紹介してもらいた人は、ぜひGCSの留学カウンセリングを利用してみてください!応募締め切りは奨学金によってバラバラなので、早めにリサーチを進めましょう。また、奨学金によってはGPAや語学能力が要件となっていることもあるので、日頃からしっかり準備しておくことも必要です。

<短期留学>

  • 短期海外研修(SAP/FL)では、一定の条件を満たした学生には、給付型奨学金 7~8万円(月額)が支給されます。金額は地域により異なります。詳細は募集要項を確認してください。

  • 協定校主催の海外体験プログラムに限り、支給対象の基準を満たしている場合に奨学金を支給する可能性がありますが、年度により奨学金の有無や対象となるプログラムや条件が異なります。

 

4.長・短)留学先に持って行ったほうが良いものは?

留学先の生活環境や文化によって多少異なると思うので、あくまで参考程度にご覧ください! 筆者自身の留学先であったスウェーデンと友人から豊富に話を聞けたヨーロッパの状況をもとにお伝えしますね。

【クレジットカード複数枚】

スウェーデンはキャッシュレス社会でクレカ命でした(現金は割り勘の時以外使ってません!)万一紛失したり、盗まれたり、上限額を超えるようなことがあった時のために異なる会社のカードを用意しておきましょう!VISAとMasterそれぞれ1枚ずつ以上持っておくのがおすすめ!

【着いたその日の日用品】

到着したその日にスムーズに買い出しが行けるとは限りませんし、到着時刻にもよると思います。次の日から買い出し等の行動を本格的に開始することを前提にして、一回分の入浴セット(タオル、サンプルサイズのシャンプーやスキンケア用品)を用意しておくと心にも余裕ができて良いと思います。到着日に使わなかったとしても、その後の旅行等で役立つ可能性が高いので、持っていって損はなし!

【変換プラグ】(多めに)

PC、スマホ、カメラ、ヘアアイロンなど、日本から持っていくもので電子機器類は意外と多いと思います!小さくて失くしやすい上に、同時並行で使ったりすることもあるので、複数用意しておきましょう。

【トイレ用品】

トイレ環境にこだわりのある人は必見!留学先(特に寮)は便座が冷たいことが多いです!ウォッシュレットは無いことの方が当たり前!また、日本ほど除菌や消臭グッズが豊富ではないことが多かったです!その生活には耐えられない人は、便座シート、携帯式手動ウォッシュレット、トイレスタンプクリーナーなどを持っていくのも良いかもしれませんね。

【普段使っているスキンケア用品】

敏感肌の人は、いつも使い慣れていてこだわりがあるスキンケア用品は買い揃えていくことをおすすめします。ちなみに、スウェーデンにはMUJIがあったので、筆者は無くなったら無印良品のスキンケアシリーズを使ったりしていました。

【日本のお土産】

話題づくりやコミュニケーションの一つとして、日本らしいものを持っていくのもおすすめ!お箸、折り紙、賞味期限の長いお菓子、等は荷物としてもかさばらなくて、みんなでシェアできて良いですよ!

【パーティー用の服装】(靴も忘れずに)

留学先にもよりますが、フォーマルパーティーのようなイベントがあることもあるので、せっかくの機会に参加できるようにスーツorドレスも持っていくと良いと思います!

【マスク&カイロ】

これらは日本で手に入るものが一番性能良く便利に使える印象です。

【カメラ】

その時しか見れない風景や出会った人たちとの日常を写真に残しておくのをとてもおすすめします!旅行はもちろん、普段の生活もたくさんカメラに収めちゃってください!カメラを持っていない人はもちろんスマホでもOK!

(女子学生へ)【イヤリング】

留学先でどうせならおしゃれしたい!と思っている方は、お気に入りのアクセサリー(時にイヤリング)は持参すると良いかも!海外はピアスのみの販売が多いです。また、日本よりもシルバーアクセやゴールドアクセが多くて、カラフルでバラエティ豊かなデザインのアクセサリーはなかなか買えないことが多いです。

(女子学生へ)【生理用品】

ヨーロッパは大体日本と同等の性能の生理用品が販売されているのであまり心配はいらないですが(筆者は向こうの製品の方が日本のものより気に入って使ってました!)、到着直後に生理になってしまって生理用品が入手できない、というような事態を避けるために自分の使い慣れているものを少し持っていくと安心ですね。

5.長・短)学内で国際交流できる機会はある?

東北大学には多数の留学生が来ているため、学内で国際交流する機会は非常に豊富にあります。 以下、代表的なものを紹介します。

【国際交流団体】

東北大学ではIPLANETTUSTEMなど数多くの国際交流サークルが活動しています。 それぞれの団体で、理系が多い、留学生との距離が近い、日本人同士も仲良くなれるなど、特徴があるので、ぜひ各団体が開催する国際交流イベントに参加してみてください。

 

【チューター】

入学間もない外国人留学生が一日も早く新しい環境に慣れるよう、本学の学生がチューターとなり、学生生活や日常生活の支援を行う制度です。 相応の責任が伴う活動ですが、一対一で留学生をサポートするので、より密度の濃い交流が可能です。

 

【短期プログラムのボランティア】

Tohoku University Japanese Program (TUJP)は数週間の短期プログラムで、参加学生との共同プロジェクト、文化交流、地域社会との連携活動などを通し、貴重な体験ができる良い機会です。 学生ボランティアとしてプログラムに参加することで、世界各国から参加する学生と交流することができます。

 

【国際共修授業 】

国際共修授業は留学生と共に履修する授業のことで、座学だけでなくプロジェクトベースの形式が多いのが特徴です。 留学生と共に学ぶことで、自らを成長させながら、仲を深めることができます。

 

※詳細についてはGLCのHPをご覧ください。

国際交流情報

国際共修授業

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​1.​長・短)留学費用はどれくらいかかる?

<長期留学>GCS電子版留学体験記参照(2022年から2024年留学した学生の情報です。)

 

①アジア

総費用:50~150万円

1ヶ月あたりの出費:10万円(住居費4万円、食費3万円)

渡航費:6万円

保険料/年 :10万円

他地域と比較すると安いです。 アジアの中でも東南アジアが最も安く、奨学金だけで生活費を賄える場合もあります。 しかし、東アジアやシンガポールの物価は、日本と同等なことが多いです。

 

②アメリカ

総費用:160万~250万円

1ヶ月あたりの出費:16万~19万円(住居費6万~10万円、食費5万~7万円)

渡航費:15万円~60万

その他:ビザ申請代3万円、​ワクチン6万円、通信費3000円

 

③ヨーロッパ

北欧

総費用:140~250万円

1ヶ月あたりの出費:10万~20万円(住居費5万~12万円、食費2万~4万円)

渡航費:20万~35万円

その他:ビザ申請代5万円、保険80000円、交通費2000円~8000円、通信費3000円

 

欧州

総費用:150万~200万円

1か月あたりの出費:10万~14万円(住居費4万~6万5000円、食費1万~2万円)

渡航費:24万~25万円

<短期留学>GCS電子版留学体験記参照

・海外体験プログラム
①北米(カナダ)
総費用:80万円(3週間)
②ヨーロッパ
総費用:フィンランド 47万(2週間)
    イギリス 約65万(3週間)

・ショートプログラム
③アジア(タイ)
総費用:約11万円 (9日) ※プログラム費用(研修費用、滞在費)は協定校から助成 

​多くの学生が奨学金を受給して留学を行っています。地域や奨学金の額によってはほとんどの留学費用をまかなえる可能性があります。是非奨学金のことについて調べてみてください。

奨学金情報はこちらを参照してください。

上記Q&A「奨学金はどうやって調べるの?

グローバルラーニングセンターHP「奨学金情報

2.長・短)​留学先での生活ってどんな感じ?

まず、寮に住むか、アパートに住むか、ホームステイするかなどで生活はかなり変わると思います! 執筆者はアパートに住んでいたので、生活が自由で快適だった一方、サークル活動やイベントに参加しなければ友達が増えない環境でした。

 

寮に住んでいた友人は、ルームメイトと仲良くなれるのはいいけれど、毎週末深夜までパーティーが開催されて生活リズムが崩れ、勉強に集中できないと嘆いていました。(これはそれぞれの寮の雰囲気にもよるため、経験者に話を聞いたり、ネットで調べたりするといいと思います!)

 

寮やアパートの立地によっても生活は変わってきます。例えば、家の近くにスーパーがない場合、学食メインの食生活にするか、買いだめして生活する必要があります。しかし、寮で共用の冷蔵庫を使う場合、買いだめが難しい…なんてこともあるかも知れません。(慣れない環境を乗り切る、いい経験だと割り切って考えるのも大切です)

 

住居の確保は最重要項目なので、事前準備がとても大切です!!留学する方の多くは寮に住むことになります。抽選で決まることも多く、自分で選ぶのが難しい場合もある寮選択ですが、下調べと事前準備をしっかりしておけばそこまで困ることはないと思います。

3.​長・短)留学先の授業や学習の雰囲気はどんな感じ?

受講する講座によりますが、日本の大学よりも学生同士や学生・教師間のコミュニケーションを重視したディスカッション形式が多いです。ディスカッションだと友達もできるし、眠くなることもないので楽しいです! 海外大学っぽい授業を取りたいならディスカッション形式、日本の大学のような講義が好きな方は座学多めの授業を履修するといいと思います。シラバスをチェックすれば詳細が分かるので、留学先の大学を決める際にも参考にしてください。

 

自習やテスト勉強の時は、図書館に行く人が多いイメージでした。図書館の席はテスト期間に限らず埋まっていることが多かったです。全体の印象として、日本より授業に真剣に取り組んでいる学生が多かったです。(もちろん日本でも真面目に受講している学生はたくさんいますが…!)

4.長)留学先でインターンや課外活動をするには?

留学先でインターンやボランティアに参加する場合、授業との両立が難しいため、留学するセメスターの前後または長期休業期間中に行うケースが多いです。自分自身で全て準備する必要があるので、以下の方法を参考にリサーチを進めてみて下さい!

 

①インターン・ボランティアの募集に直接応募

多くの法人が学生の募集やプログラムの提供を行っているので、日頃からリサーチしておきましょう。海外の企業や団体にアプライする場合、3ヶ月以上の長期型活動がメインとなることが多いので、前持ったスケジューリングが必要です。一方で、海外で活動する日本法人の場合は期間に関してフレキシブルな対応をしてくれることも多いのでチェックしてみてください。

 

②企業や団体に直接問い合わせ

気になった企業や団体が公式的に学生の募集を行っていないこともあります。また、学校などの公的機関はそもそも募集を行っていない場合が多いです。このようなときは、メールなどを通した直接交渉を行う必要があります。しかし、確実に受け入れてもらえる保証はないので根気がいります。また、受け入れ先からのサポートが限られている可能性もあるので、活動中の資金や住居などの準備をしっかり行う必要があります。しかし、自分で活動先を開拓できる経験は大きな自信につながるので、チャレンジングな体験をしてみたい人にお勧めです!

 

③インターン・ボランティアの紹介企業・団体を利用する

活動先をなかなか絞れない場合は、インターンやボランティアの斡旋を行う法人を利用してみるのも一つの手です。代表的なものに、学生が中心となって運営するアイセック(AIESEC)があります。東北大学にも支部団体があるので気になる人は問い合わせてみてください。こうした団体では自分の希望にあった企業・団体を紹介してくれる上、マッチング後のサポートも行ってくれます。しかし、営利団体の場合は紹介料が発生することがある上、中には悪徳な業者なども存在するのでご注意ください。

 

④留学先大学でのイベントやサービスを利用する

海外の大学では学生の学外活動をサポートする部署や学生団体が存在することも多いので、そのような場所に留学してからコンタクトを取ってみるという方法もあります。また、インターンを募集する企業が説明会を開いたり、長期休業中のボランティア紹介フェスが開かれたりすることもあるので、こまめに留学先大学のイベントをチェックしておきましょう!

 

この他、グローバルラーニングセンターHPの「参考情報」というページにも、海外インターンに役立つ情報が掲載されています。また、海外インターン・ボランティアをしてきた先輩の体験談が何よりのアドバイスとなるので、以下のような体験談集も参考にしてみて下さい。留学先で課外活動経験のある先輩の話を聞きいてみたい場合は、GCSで紹介することもできるのでぜひお声がけください!

ロールモデル紹介冊子Colorful

トビタテ!留学JAPAN「「先輩たちのおもしろ留学特集」「新着の留学体験談」

5.長)履修登録の仕方

留学先から来る案内や留学先の公式HPを何度もチェックして、科目・申請の仕方・単位情報・登録締切日の確認をしましょう。科目について詳しく知りたい方は、GCSカウンセリングや知り合いの留学経験者を通じて内容を聞いてみましょう。単位情報については、向こうの大学の要件をチェックすると同時に、自分の所属学部・所属研究科の留学担当者に問い合わせて何単位取得するべきか、単位互換にはどのような条件をクリアするべきかなどを確かめておきましょう。登録締切日は、現地時間で設定されているので、日本時間でいつ締め切りなのかを把握しておくことも忘れずに!!

​6.長・短)留学先ではどうやって友達をつくればいいの?

まず、人が集まる場所に出ましょう!そしてその場で話した人と、勇気を出して次遊びに行く予定を立てましょう!相手が乗り気だったら、もう友達ですね!(筆者経験談) この方法はちょっとハードルが高いな...という方は、共通の話題がありそうな場所(サークルや日本語学科)に行くことをお勧めします。会話が弾みやすい分、自然に友達ができると思います! 友達の作り方は千差万別なので、他の体験談も参考にしたいという方は、GCSが作成した「留学ロールモデル紹介冊子 Colorful」をご覧ください。

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​1.​長・短)​空港の流れ

日本を出国する時は以下の流れがあります。

①搭乗手続き

カウンターや自動チェックイン機でチェックインを行い、受託手荷物を預けます。

②保安検査

手荷物検査とボディチェックを行います。持ち込みに規制があるので、要確認です。

航空会社によって異なるため、利用する航空会社のHPを確認してください。

③税関

100万円相当を超える現金などを持ち出す場合は税関への申告が必要です。

④出国審査

パスポートと搭乗券を提示します。

⑤搭乗ゲートへ

搭乗案内開始時刻までに余裕を持って搭乗ゲートへ移動してください。

留学先の国へ入国する時は以下の手続きがあります。

①到着

入国審査場に移動してください。

 

②入国審査

​2.入国審査って何を参照

 

③荷物の受け取り

入国審査を終えたら受託手荷物受取所のターンテーブルから自分の荷物を受け取ります。

自分の荷物だと分かるように目印をつけておくと分かりやすいです。

万が一自分の荷物が見つからなかった場合は、航空会社の係員に荷物の預り証と搭乗券を見せて申告してください。​

​参照:株式会社アーク・インターナショナル東北大学入学前研修プログラム2024ハワイ大学マノア校旅のしおりより​​​

​2.​長・短)入国審査って何?

​入国審査とは、外国に入国する際と自国へ入国する際に空港で行われる手続きです。

入国審査官と呼ばれる専門の職員が入国者の身元確認をすると同時に、渡航目的や滞在先、日程などを聴取します。入国者は、パスポートと入国カード、ビザ、アメリカの場合はESTA(ビザ免除プログラムを利用して渡米する旅行者の適格性を判断する電子システム)などの書類を提示し、チェックを受けます。

参照:みんなのマネ活

必ず事前に、外務省または当該国の日本大使館のウェブサイトにて、入国に必要な条件を
確認してください。空港での入国審査の情報は、航空会社のウェブサイトでも調べることが
できます。

3.​長・短)入国審査ではどんなことが聞かれるの?

審査官からの質問には、以下のようなものがあります。

 

  • 滞在の目的:観光、仕事、学業など

  • 滞在期間:4日間、3週間など具体的な期間

  • 滞在先:具体的な滞在地や宿泊施設名

  • 帰国の意志:滞在目的を終えたあとの帰国意志およびその用意(帰りの航空券)

参照:みんなのマネ活

 

上記のことが英語で答えられるように準備をしておきましょう。

Acceptance Letterを持って行くことをお勧めします。

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​1.​長・短)事前に準備しておくこと

留学中は思いがけないトラブルが起こる可能性があります。慣れない場所で落ち着いて対処できるように緊急時の連絡先を控えておきましょう。

​留学生課から配布されるEmergency Personal Cardにしっかり情報を記載して、留学中は携帯するようにしましょう。

2.​長・短)飛行機に乗り遅れた場合

自己都合で飛行機に乗り遅れた場合は基本的に航空券は無効になります。また、新たに購入する航空機は自己負担となってしまいます。遅れそうになった時点で落ち着いて、出発時刻になる前に航空会社に連絡してください。航空機の種類にもよりますが、これにより事前に他の便に変更できたり、間に合わない場合の取り消しにともなうキャンセル料など経済的負担が最小限に抑えることができるかもしれません。

参照:株式会社アーク・インターナショナル発行 東北大学プログラム旅のしおり2024​​

3.​長・短)受託手荷物が出てこなかった場合

​稀に航空会社に預けたスーツケースなどの荷物が紛失することがあり、これを「ロストバゲージ」といいます。万が一自分の荷物が出てこなかった場合は、係員に荷物の預り証と搭乗券の半券を見せて荷物が出てこない旨を伝えてください。また探し出すのに時間がかかる場合は後日送り届けられることになります。

参照:株式会社アーク・インターナショナル発行 東北大学プログラム旅のしおり2024​​

4.​長・短)盗難や紛失にあった場合

パスポート

現地の警察および日本大使館か領事に届けて再発行を申請します。パスポートの番号と発行年月の情報、再発行のための写真2枚が必要になります。万一のために備えて顔写真ページのコピーを何枚かとっておきましょう。写真も用意しておくといいでしょう。

現金

警察にも届けますが、まず戻ってきません。海外旅行保険の補償も現金は対象外となっていますのでくれぐれも注意してください。外出する時は必要な分だけ持ち歩き、やむを得ない場合は分散させて持ち歩きましょう。

クレジットカード

カード会社に届け、悪用されないように無効手続きを取り、再発行を依頼しましょう。再発行に要する時間はカード会社によって異なります。

参照:エスティートラベル発行 東北大学プログラム 出発のご案内2024​​

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​1.​長・短)留学って進学やキャリアに活かせる?

留学という経験そのものが、進学やキャリアにおいて有利に働くかと問われれば、答えはNOです。より重要な視点は、「留学を通して、どのような学びや気付きを得られるか?」だと思います。留学先では、自らの専門性を究めるべく、その分野の世界的な権威から薫陶を受けることが可能かもしれません。また、留学先の友人や現地邦人との出会いを通して、多様な生活スタイルに触れられるかもしれません。そして、日本では感じ得ない程の困難や挫折を乗り越え、自らが一回りも二周りも大きくなることが出来るかもしれません。留学には、こうした多くの成長機会に巡り会える可能性があります。これらの経験を踏まえて、自らのキャリアについて幾度と無く考えてみてください。そうした思考プロセスを繰り返すことで、自らの強みや将来のやりたいことが少しずつ明確になるかもしれません。そのような意味では、「留学は進学やキャリアに生かすことが出来る」と自信を持って言うことが出来ます。

2.​長)留学と就活って両立できるの?

留学と就活の両立に関しては、”2つの条件"が重要です。 それらを乗り越え、「留学による留年の回避」が可能となった場合には、その両立は可能と言えます。

 

留学による留年を回避するためには、①各所属学部・研究科の卒業・修了要件を満たすこと、②就活時期には日本にいられること 2条件を満たすことが求められます。①に関しては、単位互換手続きや所属研究室の都合等もあるため、各学部・研究科教務課や指導教員との相談が必要です。②に関しては、自身の留学時期と就活時期を上手く調整することが必要です。以下の情報を参考に、自らの留学計画について考えてみてください。

 

【一般的な就活スケジュール】

  1. B3/M1の7〜9月: 夏インターンへの参加
    *ベンチャーや外資系はこの時期から本選考を行う企業もあり

  2. B3/M1の11〜2月: 秋冬インターンへの参加

  3. B3/M1の3月1日: 経団連加盟企業の情報公開

  4. B4/M2の4〜6月: 経団連加盟企業の本選考実施

  5. B4/M2の7月〜: 一部企業の夏選考実施
    *留学帰国組を対象とした選考も兼ねる

 

以上は、現行の就活ルール(2024年11月時点)が、今後も維持継続されるという仮定の下で記述をしています。 昨今は就活の早期化やオンライン化等が盛んに言われているため、最新の状況を確認することを推奨します。

 

【留学経験者としての就活】

キャリアフォーラムと呼ばれる就活イベントを活用することで、留学中または帰国後に「留学経験者」として、特別採用ルートに乗ることが可能です。キャリアフォーラムでは、会社説明会と面接が同時に行われ、数日の間に内々定を獲得することが出来ます。そのため、綿密な事前準備を重ね、自らの志望する企業とマッチした場合には、留年回避の選択肢も現実的になります。ボストン・ロサンゼルス(米国)やロンドン(英国)、東京などで開催されています。その他、留学生を対象とする就活エージェントやキャンパスリクルーティング(企業が留学先大学に来てくれる)等を活用するといった方法も存在します。

3.​長・短)海外大学院を目指すには?

海外大学院に関心を持っているけど周囲にロールモデルが少なくどうすればいいか分からない人も多いと思います。ここでは、何が必要なのか初歩的なことについてまとめました。

 

①まずは目的のブラッシュアップ

海外大学院での留学は交換留学とは異なり、将来の具体的なキャリア目標を達成するために研究やスキル習得を行う場です。将来何を目指しているのか、何を研究したいのかしっかりと定めた上で準備に臨みましょう。

②留学先大学のリサーチ

海外大学院は選択肢が非常に多く、志望先大学を決めるだけでも非常に大変な作業です。研究レベルや地域・国、学費、卒業後の進路など様々なクライテリアを設定してじっくりリサーチを進めましょう。大学レベルとして世界的な大学ランキングを参照する方も多いと思いますが、学部や研究分野によってもレベルは異なります。こうした分野ごとの世界ランキングを取り扱ったサイトなどもあるのでチェックしてみて下さい。

 

③学習成果・実績の積み上げ

海外大学院のアプライで大きな評価項目となるのがGPAとこれまでの実績です。海外大学院を目指す人は授業を決して疎かにしてはいけません。さらに、論文執筆や学会での報告、留学、ボランティア・インターン経験といった実績は非常に重要なアピールポイントとなるので、日頃から機会を逃さず様々なことにチャレンジすることも大事になってきます。

 

④語学テスト・その他の外部試験対策

海外大学院を志望する人たちの多くが苦しむのが試験スコアの獲得です。海外の多くの博士課程プログラムで語学能力証明としてIELTSやTOEFL iBT®︎といった英語スコアを最低限持っていることが申請・出願の条件となっています。また、アメリカの修士プログラムではGRE®︎、経営系の大学院ではGMAT®︎などのように、プログラムによってはその他の外部試験を求められることもあるので早めに準備を行っておきましょう。

 

⑤奨学金の獲得

海外大学院に進学するには学費と生活費を含め莫大な資金が必要になります。こうしたお金を全て自分で用意することは多くの学生にとって現実的ではありません。そこで重要になるのが奨学金の獲得です。修士レベルでの留学では交換留学とは異なり、公的機関や財団による多種多様な奨学金の募集が行われています。さらにこうした奨学金の獲得によって箔が付いたり、学費をしっかりと払える証明になったりするので、申請・出願の際の大きなアピールポイントにもなります。奨学金のリサーチも地道に進めていきましょう。

 

以下に海外大学院の進学に役立つサイトをいくつかまとめたので参考にしてみて下さい! また東北大学では、毎年米国大学院学生会が海外大学院留学説明会を開催しているので気になる人は参加してみて下さい!

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